絵に描いたような金持ちサラリーマン

F2時代の後輩が札幌に来たので呑んできた。新卒で入った時からやたら馴れ馴れしいやつで、得意のコミュ力でいろんな人とすぐに友達になる奴だった。昔こいつと一緒に南京に数ヶ月出張したのだが、居酒屋、外注先、常駐先、あらゆるところに友達を作り、しかもその友達関係を今でも続けていると言う異常な陽キャラで、最近ではアメリカ駐在を4年こなし現地のチャラチャラアジャイル開発スタイルの上でプロダクトオーナーをやっていたと。「アメリカ物価高いから手当てみたいのが出て普通に年収1千万とかでしたよ僕」って。ま、眩しすぎる。

で、なんかアメリカから帰ってきた後あっさりと転職してて、某大手コンサル会社に入ってた。ちなみにお賃金のほどは。。。? と恐る恐る聞いた所、僕の2倍弱で笑った。おまけにF2を辞める時、35.5日有給が余っていたので全て使いつつ、最終出社日は午後休にしたと。また笑った。いや、制度として使っていいんだけど、使い方に笑った。10年前だったら良い顔をされないだろう行為だったが、2019年の今であれば気持ちよさすらある。時代がようやくこいつに追いついた。

結局のところ、個々人のスキルと言うのは瑣末なことなんである。PHPフレームワークを熟知しているとか、テストコードが綺麗だとか、そう言うのがお金になる要素なのかと言うと明確に否だ。人を大勢動かせる力と行動力こそが社会に影響を与える要素であり、金持ちになる要素なのだろう。うちにうちにこもるのも良いが、常にオープンマインドでいろんな所に知り合いを作っておく。こう言うのが後々価値を生んでいくのだろうと。1人でできることって知れているからね。

と言いつつも、これって天性のもので後天的にどうにかなるもんじゃない。そいつは2年目から外注先のマネージャーを会議中にいじったり、食事に誘ったりしていたので、こう言うのって努力でどうにかなるもんでもないよなと。我々陰キャラは陰なりの生存戦略があるはずである。誰かそれ系でいい本知らない? 俺も年収2倍欲しい。陰キャラでも年収1000万的な。そう言う本。