テスト期間中ブログ By Y平

とかく大学生ってのは、テスト期間前になると無駄なことをやりたがるものだ。
無性に小説を読みたくなったり、大掃除をしたくなったり。
コアなやつだとファミコンがやりたくなったりする場合もある。
あの茶色いアダプタを必死こいて探すようなバカもいると思う。
そしてさぼった後のお決まりの言葉はこうだ。
「テスト終わった☆(いろんな意味で)」
こうして周囲に対して俺はテスト勉強やってないぞアピールをばら撒き、
周りと一緒に「俺も終わった☆」「一緒に留年しようぜ」だなんて、
アーバンな会話で盛り上がる。これを傷の舐めあいと言う。
しかし不思議と試験後に泣きを見るのは自分だけである。
ここが現実の怖いところ。周りはいつだってしたたかなのだ。
そういう文化はウェブ上でもしばしば登場する。
明日はテスト → まだ無勉強 → でもブログ(mixi)やってる~(汗)
→うわ、朝だし!(ヮラ)→ テスト終わった☆(フォントは最大に!)
期末テスト期間、中間テスト期間になると、とりわけこうしたアウトラインで
記事を書くブログが続出する。やらなきゃ行けないんだけどやらない俺、
バカ(ヮラ)みたいなノリで同じような記事を同じようなノリで書く。
これは恒例行事みたいなものです。
そんな記事を見て、同じく学生のお前は安心する。
「この人もやってないじゃん! 仲間じゃん!」
だなんてニヤリと微笑。一科目ぐらい落としたってどってことないでしょーww
だなんてポジティブに逃げ、ほんとに一科目落としてくる。それがダメなお前です。
しかしお前は騙されている。「テスト終わった☆」ブログを書いてるようなやつに限って、
実はキチンと勉強している。そらそうだ。自分の怠惰をネタにするなんて見苦しいじゃん?
一瞬は面白くても、普通ひきます。怠惰な自分を売りになんてちゃんちゃら可笑しい。
そんなやつがホントにいたらバカです。バカ。
するとどうなるか? 実際「試験なのに全然勉強してませーん(キャピ)」
だなんて学生ブロガーはいないという結論になる。
やつらはPC上に「テストオワタ\(^o^)/」などとタイプしながら、一方で
「ネットはネット、リアルはリアル☆」
だなんて吹き吹き、今頃要領よく勉強している。
するとどうなるか? 後には騙されて傷ついたお前が残る。
傷の舐めあいではなく、ただ一人で自分の傷を舐めるお前だけが残される。
惨めなのはお前だけである。留年するのはお前だけである。
間違えた。もう一人残されたやつがいた。
周りの「勉強やってないっすwwww サーセンwwwww」っていう
流言に踊らされたやつがいた。それは言うまでもなく俺だ。
だから俺は積極的にお前の傷を舐めたいと思う。お前も舐めろよ。
ぺロリ。おら、次、舐めろよ。アイスクリームを舐める要領だ。おお……
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修学旅行の思い出 By Y平

小学生のときだ。この日は修学旅行だ。
昼間の出来事なんつーのはだいたい割愛する。一つ挙げとくと、
みんなで地引網とかやった気がする。
先生の「ゆっくり網を引けえ」っていう怒号をバックに、
めちゃめちゃ早く引いてふざけるガキ共。いかに早く引くかの競争だぜ!
みたいな暗黙のノリの中、エスカレートする早引き。
後半はみんな統率された動きになってきて、
「やっべ今ウチのクラスの網、超はええ。」みたいに誇りを持ち始めていた。
ところがどっこい、引いてるうちにどこからともなく
「早く引くと魚が獲れないらしい」みたいな流言が飛び始める。
「え? やべえんじゃね、ウチのクラス」途端に不安の色に染まる我がクラス。
しばらく網を引き引きすると、なるほど、少ない。どう見ても魚が少ない。
ざわめくクラス。口数の少なくなるクラス。そら見たことかと得意顔の教師。
つか最初に早く引き始めたやつだれよ? 加藤じゃね。
ああ、加藤だよ。加藤が悪い、加藤が悪い。戦犯探しの始まりです。
これはどこの世界でも同じです。悲しい。
青ざめる悪ガキ加藤を尻目に更に網を引き引き。なんのこたあない。
網の中心部にはどう見ても食べきれないほどの魚群また魚群。
大漁だー。誰かがお決まりの雄たけびを上げる。
やっべ、これ鯛じゃね? 鯛じゃね? それはセイゴです。みんな大はしゃぎ。
はしゃぎすぎて海で転ぶ加藤。びしょ濡れ加藤。それを見て爆笑するクラス。
さっきまでのことは忘れた、小学生だから忘れた。
そうしてクラス一同喜色満面、楽しかった修学旅行。
作文のシメはこれに限ります。
「まぐろがとれておいしかったです」
まぐろは獲れてません。
これらの話は大体どうでもいい。これは子供はバカで、
それでいて純真でかわいいものってことを言いたいだけの枕詞に過ぎません。
そう子供は純真なのです。
「セックスがしてえ」
修学旅行の夜。唐突に有田がこう切り出した。僕らは一同に同意した。
そのころ僕らは小学六年生だったが、思想はすでに大人だと信じきっていた。
まだ陰毛も生えてない僕らだけれど、大事なのは心がけだ。
したいと思う心、僕らは知っていた。
そして運のいいことに、隣の部屋には僕らが懇意にしている女子グループがいた。
そのグループはクラスの可愛い子を集めたクラス代表チームみたいなキャピグループ。
そして小6男子の好みは、得てして顔のみに依存する。
僕らが全て、となりのアイドルグループの中に、
意中の者を見出していたのも無理からぬ話である。
「やっぱ大坪がいいよ」
「山口はないわ」
「大坪、大坪」
「速水が好きだー」
そんな修学旅行の夜らしいカミングアウトがなされる中、
冒頭の有田の台詞が飛び出したのである。
「セックスがしたい」
よくぞ言ってくれた。皆がその単語を出したくて出したくて仕方がなかった中、
英雄有田が突破口を開いた。
「で、誰と?」
「当然、速水」
色めき立つ速水派。速水派の面々としては心穏やかではないが、
それ以上に速水とセックスということへの好奇心が勝る。
セックスっつーことはあれだべ? 裸だべ? 速水が裸だべ? うひょー。
幸い有田は速水と今いい感じだ。意外と現実性がある。
速見派の抵抗心は本能の前に砕けた。裸こっそり見ちゃえ。みたいなね。
やっちゃえ有田! やっちゃえ有田! 皆が応援した。
大坪派の僕も当然の如く応援した。
「やってくる」
颯爽と出陣していく有田。頼りになる背中だった。
部屋のベランダへ赴くと、隣の部屋へ呼びかけ、速水を呼び出す。
速水と有田。隣のベランダとの薄壁越しに、月を見つつ語らう二人。
ベランダの遥か下では、いかつい兄ちゃんがスケボーの練習をしている。
ゴーッ、ゴーッ。ガチャン。
静かな夜にスケボーの音と、二人の話し声だけが響いている。
ベランダの窓に張り付いて有田の行く末を見守る僕以下4人のスケベ。
山木だけは布団の上で「なんか屁が止まらねーんだけど。ぷっ」だなんて、
毎分10回のペースで屁をこいている。空気読め。
ひいき目なしで、有田と速水はいい感じに見えた。
これはホントにやれるんではないか? そんな希望が僕らの空気を弾ませる。
普段おちゃらけている有田が、ここへきて真面目な顔つきになっているのも、
ゴールが近いことを物語っている。さあ、ここからどうアプローチを見せるのか?
有田の腕の見せ所だ。一同の緊張感は一気に高まった。
「なんかさー、やりたいねー」
もう終わりだよ。なにもかも。
有田は阿呆である。このとき僕達は、史上最低の誘い方を見た。
ムードもへったくれもあったもんじゃない。好きと告白するでもない。
いきなりこれである。
話の詳細は覚えていないが、ノリ的には「刺身おいしかったよねー」
みたいな話の最中に、いきなりこの言葉を出したのだった。
僕達は色めき立った。失敗確定の有田の不幸を喜んだのか?
速水派の中にはそう思う者もいたであろう。しかしそうではない。
ミニスカートを履いては僕達を前のめりにする速水が。きつそうに見えて優しい速水が。
なにより顔がいい速水が。アホな有田の言葉にどう返してくるか。
そこに期待が集まったのである。セクハラオヤジの精神みたいな感じ。
有田はもうどうでもいい。実際僕達4人は一斉に前のめりになったような気がします。
悠久とも思われる時が流れた……否。即座に返答は返って来た。
「うん、やりたいねー」
だれもが面食らった。小島は窓から吹っ飛ばされた。
大島は前のめり角がアップし、畳にめり込んだ。
村主は恍惚とした表情になった(おそらく射精をしたのだろう)。
山木は屁をこいた(もう山木は死ね)。
しかしそれ以上に有田は死んだ。精神的に死んだ。
口をパクパクさせながらこちらを見やる有田。その表情はすでに速水に
魂を持っていかれた顔である。しかし当の有田は前のめりにもならない。
現実をまだ受け止めきれていないようだ。
しかしここで止まれば後はない。小学生は複雑なのだ。
ちょっとしたタイミングを逃しただけで、二年間無視される。
後に僕はそのことを大坪さんにまざまざと教わることになるのですが、
それはまた別の話(死にたかったよー)。
有田は混乱した頭をどうにか落ち着け、あせあせと話した。
「ま、マジで! い、い、いいの?」
「楽しそうだよねー」
淫乱。小6にして「セックス」→「楽しそう」と帰結できる、
そのポテンシャルに震えた。それはドラゴンボールで、
悟天がいきなり「もうなれるよ」とか言って
スーパーサイヤ人になっちゃったときの衝撃と似ている。
マジでー。僕らは戦慄した。無理もない。
まだエロ本すら読んだことがないのだ。
みんなチンコに血が流れすぎて死んだ。
「で、で、でも! どうやって? どこで?」
有田の問いに、僕は瞬時になんとかなると思った。押入れならあるいは。
まず速水さんをこちらへひきこむ。僕らは寝たフリをする。それで……
「帰ったらやってみようかー。持ってる? 有田?」
バカ、速水! 淫乱野郎! 帰ったらじゃおせーんだよ淫売が!
ここでやるからこその淫乱だろうが! 淫乱するなら最後まで淫乱しとおせやダボが!
怒った。それは古田君にファイナルファンタジー6のデータを消されたときの怒り、
それに勝るとも劣らない怒りであった。
そして有田の棒もここへきて憤懣やるかたない御様子。
ようやく御珍宝様も現実を受け入れたようだ。
「いや……! ここで! 俺の部屋で!」
そう、そうだ有田。僕らの聖域ならやれる。ベランダの壁なんて
簡単に乗り越えられる。俺たちは寝たフリをする、それでいい。
山木は殺せばいい。押入れだ! 有田、押入れだ!
窓越しに必死に「押入れなら可」サインを送り続ける四人。
有田ももうやる気です。
ついに見れる。親以外のあれを見れる。速水のキレイであろう裸体が、
幼き頃のトラウマを消し去ってくれる……!
「は? スケボーの話じゃないの?」
ガチャン。ガチャン。スケボー音がより一層大きくなるのを感じた。
「あ!? は!? あ! ああ……」
有田がポツリとつぶやいた。
「やりたいね(セックス)」
「ね、やりたいね(スケボー)」
この場を一番制していたのは他でもない山木であった。
山木の屁の音が部屋に響いた。
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イエスDAIキリスト By DAI

「テンプレート変わっとる…」
新年早々驚いた。
今までテンプレとかいじってたのは俺だけだったので驚いたけど
普通に考えてY平君しかいない。
それにしてもシンプルなテンプレからこれまたシンプルなテンプレ。
どうしたのかな?真っ白が気に入らなかったのかな?
それともあれか。
そうか。
もうあれか。
俺色を取り除こうということか。
「もう月1程度しか更新していないのに共同管理人なんてUZAI
あんなイギリスなんぞにいっとるチャラ男なんて排除じゃ!」
とまぁこんなことを考えてY平君はきっとHTMLをいじったんだと思います。
なのでそれに逆らいネタも無いのに更新。
ごめんなさい、Y平君の読者様、DAIです。本当にごめんなさい。
さてふざけて書いていたプロフのところの
「代表取締役CBO」という文字が軽くクリアされていることは
僕の心の中だけの傷にしておきましてみなさん元気ですか?
僕はファーストフードを食べてばっかりなのに痩せていってます。
こうやって書き始めたはいいけど別段面白いことなどない。
イギリスならではのネタを書けばいいじゃんなんて留学前は
安易に思っていたけれどそんなに世間は甘くない。
イギリスネタであればあるほど無駄に説明を要し面白みに欠ける。
パブ=普通の飲み屋
チップス=フライドポテト
こんな基本的な言葉でさえ説明しないと全員の了解は得られない。
たぶん。
なのでイギリスのことは書かない。
=ブログ書けない。
まぁこういうロジックだな。
納得。(俺が)
てか納得してないであろう人のために
イギリスネタで書いてみようか。
絶対面白くないから。
-------キリトリ---------
日本でマイカーを乗り回していた僕。
もちろん登校にも車で学校敷地内へ乗り入れ。
そんな軟弱い足がさらに軟弱になる生活をしていた僕ですが
留学前に国際運転免許証を申請しわすれたためこっちでの
移動手段は専らバス。
学校までもバス。
んでこっちのバスってマジでファッキンバスなわけ。
ドライバーがファッキンドライバーなわけ。
普通にバス停にまっとる客をシカトして運行するわけ。
んで
「俺乗るのに!」
みたいなアピールをしたらドライバーは首を振って
「バス停から少しずれてただろ。」
なんて言いながら発車。
そんなファッキンバスに毎日乗車する僕は
それはもう心がおおらかになった。
表情が仏っぽくなったし、バスにスルーされた時の体勢とか
マジでイエス。十字架に釘打たれたイエスキリスト。
だけどそんな俺でも怒った。
この前は激怒した。
先日バスに乗って学校から帰宅中。
俺はバス停が見えた辺りでストップボタンを押した。
そしてスルーされないようにドライバーの横に立って
見えるように降車準備。
そしていざバス停前。
通過。
通過。
通過。
それはもうイエスキリストDAIもブチギレですよ。
もう英語でドライバーに抗議。
僕「ボタン押したじゃないか!!」
ド「……(目もあわさず首を振る)」
僕「おい!あれはバス停じゃなかったのか?!」
ド「ノー。あれはもう停まらなくなった。次で降りろ!」
確かにそうなのかもしれん。
しかしそんなこと俺は聞いていない。
つい昨日まで停まっていたバス停にいきなり停まらなくなるなんて
勝手なことがあってたまるか!いやもし仮にそうだとしても
日本ならアナウンスする!
「今日から変わったから気をつけて下さい。」
と一言言う!
なのにあの態度。目もあわさず。
俺は次の瞬間、怒りをドライバーにぶつけるべく言い放った。
「really!!?」
顔は怒ってるのに言葉は納得しちゃいました。
いやぁ英語って難しいですね。
イエスDAIにはファッキンなんて使いこなせません。
ね、こんなことしか書けない(投票)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

成人の日 By Y平

本日二回目の更新です。って言葉は僕の鼻毛ぐらいの価値しか持ち得ない。
まあ、そんなことより成人の日。成人式の話をする。
いや、今年も滞りなく成人式が行われてよかったです。沖縄県那覇市。うわさでは、
一箇所に集まった新成人どもが、ねじり鉢巻、羽織袴。お酒片手に近所をまわり、
「これから社会のために貢献しまあす!」
などとメガホン介して大音量の大宣言。ワオンワオンの大合唱。近所の犬は吼えまくり。
「鏡割りじゃあ!」
と叫べばマッポ先公飛びにけり。マッポに連らるる馬鹿を見ながら、
気取ったメスが口を割る。
「あたしらもう大人だからぁ。あんなこた、しない」
そう言うメスはタバコをプカプカ。実はまだこの日このとき19歳。プカプカ。
違法違法の無法地帯。終いにゃ元気横溢、性欲絶頂。
「こんな日は男と寝てええええ!」
と大音声(だいおんじゃう)でのたまいけり。
「これが大人……」
苦笑いするは40代の「真」成人たち。顔にあいつら馬鹿じゃね? って書いてある。
隠せない。いや、隠さない。全部事実です。(マジです)
経験則で言うと、「俺、もう成人だから……」っていうやつは子供です。なんとなく。
つーかかく言う僕も、今年で成人三年目の若手なんですが、僕はまだガキですね。
正月は徹夜でボンバーマンやってたし。負けたら呑む、みたいなルールでやってたら死んだもん。
酔えば酔うほど負けが混み、そして呑まされるみたいな敗北の螺旋。
こりゃあ敵いませんて。これが成人。
んで僕には弟がいるんですが、そいつが今年成人だったみたいです。
僕は夕方ぐらいに起きたので知りませんでしたが、滞りなくやってきたみたい。
仲間と部屋でヤンヤヤンヤ騒いでました。騒ぎ方からチャラいのはさすがバンドマン。
まあそんな糞バンドマンどもは無視して、僕は部屋でインターネット。
成人の日とか関係なしにインターネット。まだ日の沈む前だってのに、
杉山圭のAVなどをダウンロードしてました。
(もはや杉山圭に恋をしていると言ってもいい!)
すると弟の部屋がガラリと空き、「そろそろ夜の街にしけこもうぜえ!」
「なんたって俺ら成人だべ? だべ?」みたいな馬鹿ボイスが響く。
ほほう、酒場に赴くようです。まあ楽しんでくるがいいさ。
せいぜい大人になった称号を抱えて、大人気分を満喫してくるのだな。あくまで気分を。
だなんて僕も先輩顔。
まあ当の先輩は、寝グセにパジャマ、体操座りでインターネットだけど。
どう見てもニートルック。
さて、そんなニートルックの兄。やつらが玄関先へ向かう足音を聞きながら、
重大なミスに気がついた。なんと部屋のドアが開いている。僕の部屋が開いている。
これはつまり、玄関先へと向かう弟集団が僕のあけっぴろげの部屋を、
いや、醜い僕のそばを横目に通り過ぎるというわけだ。不味い。僕、今ニートルック。
僕を見たバンドマンあとで「お前の兄貴、超きもくね?」「つかニートじゃね?」
「おう、あいつニートだかんよー。マジキモ」みたいなこと言う。僕かなしい。
あー。これはいかんよー。惨めだよー。そう思った僕はやつらが通り過ぎる前に、扉を閉めようとした。
あいや待て。やつらはもう既に僕の部屋を通り過ぎようとしている。
そこをぼくが駆けていって、ドアを閉めたらどうなるか。
シミュレート――さながら何かを隠すようにしてドアを閉める僕。バタン!
「え? 何あいつ?」「感じ悪くね?」「つかお前の部屋なんか興味ねーし」
「つかニートだし」――シミュレート終わり。はわわわわ、新成人怖い。
どう転んでも僕を馬鹿にするシステムです。
そうこう考えてるうちに、やつらが通り過ぎた。わわ、ほんとにきやがった。
横目で見ている、いや、見てらっしゃる。目線を合わせたら駄目だ。
僕は重要なプレゼンをパソコンで作っている。そういう設定にした。
お前らのことなんか興味ない。そういう設定にした。ニートルックだけど知らね。なんとかなる。
やつらが通り過ぎる間。さながら悠久の長さだ。早く行け。僕にかまわず行け。
お前らの人生を突き進め。
「おにーさん、お邪魔しましたっすwww」
やめてー! 違うよー! お前らに求められた行動はそれじゃあない。
何食わぬ顔して素通り、それが大人のマナーなんだよ。ニートにはニートらしい接し方を。ね?
そんなアクティブに接しちゃだめなんすよ。まずチャットから始めよ? ね? ね?
つかこいつらチャレえ~、こええ~。やっぱ駄目だよー、
お前らみたいな高貴な身分(バンドメン)とは話せないよー。こえーよ。
内心しどろもどろになりながら、僕は次の言霊を宙に吐いた。
「ああ、はい。お邪魔します」
言っちゃった。うん、僕言っちゃった。「お邪魔しました」って言われて
「お邪魔します」って返した。
それはもう、「おはよう」に「おはよう」で返すぐらいのノリで、自然に滑らかに。
言った後で激しくどもった。「あ、僕間違ってるなー」なんて思いながらどもった。
僕はこの家庭の子だものなー、お邪魔はしてないよなーなんて、心の自分は笑ってた。
そのあと、0.7秒ぐらいの間があった。この間、やつらの脳神経に
僕に対する蔑みの電流が次々と運ばれているのがわかった。
「きもい」「おかしい?」「ニート」「変人」「パソコン」「ネット」「童貞」
あらゆる負の感情を運ぶ微弱電流は、やつらの脳隋でいっしょくたになり、
海馬へと突撃した。
かくして奴らの海馬に、新たなる新領域、「兄貴は気持ち悪いニート」領が確立されたのだ。
それは数年の時を経てもなお消え去らない絶対領域であり、それは僕を見るたび、
弟を見るたび、侮蔑の信号をやつらの脳に送り続けるのだ。
世の中には二種類の人間がいる。侮蔑する人間とされる人間だ。
俺は奴らの中で、侮蔑される人間としてカテゴライズされた。もうだめだ。
しかし献身的な僕の侮蔑されっぷりは、奴らの心を優越感で満たした。
やつらは他を蔑むことで、自分の相対的価値をあげようと努力した。
そしてその心の安定が一時代を築きあげるに至るのかもしれない。
新成人として申し分のない働きを約束されたのだ。
そしてみんな幸せになりました。
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誰も言わない10万ヒット記念 By Y平

年が明けた。今年こそは何かやる。やってやる。手始めにブログのテンプレートをいじろう。
HTML、CSS使いになってやろう。
そう決意し、買ってきましたるはブログデザインの本、2800円。
かけた時間は六時間。ようやっとできたのがこのテンプレート。
ダサい。自分で言うのもあれだがダサい。
まあ聞いてくれ。本を買ったと言った。大金はたいて買ったんだ。
でもそれが全然役に立たないのな。実質役に立ったとこなんて8ページくらい。
あとは独力でやった。ここがサイドバーの部分じゃね? みたいな感じに手探りで。
いや、ぶっちゃけ本いらなかった気もする。こんなことなら自分でやればよかった……
新年早々無駄な買い物しちゃったぜ、トホホ……f(^^;)
というのは自慢です。ブログ日記にはありがちな、さりげない自慢です。
大分オブラートに包んでいますが、ほんとのところは、
「本無しでできる俺、あたま良くなくない?」っていう自慢です。
僕は天才。あなたは愚民です。
というと、ほんの少しばかりPCに精通している方が激怒する。
「そんっぐらい誰でもできるしっっっっ!」とか言ってプリプリ。正論。
自分より能力の低いやつが粋がる。むかつく。そう思うのは正しい。
実際僕にパソコンの知識は皆目ない。うざい。
しかし逆に、PC通の輩にだって僕が勝てる分野がある。
ドラえもんクイズとかなら、たいていの人には勝てる。
それが勝てなくとも、ボンバーマン3。服の安さ。足の短さ。髪の長さ。毛深さ。etc、etc。
勝てる。何かで勝てる。裏を返せば僕は何者にも勝てるということだ。
そしてあなたはその中のPCという一分野のみでしか勝利できていない。
それだけで悦に入っているあなたは愚民です。僕は君子です。
ということであんま変わってないけど10万ヒット記念ということでサイトリニューアルしました。
トップ絵を随時募集しています。見返りはありません。
これで共同管理人のDAI君が即座にテンプレ変えたら面白いですね。
変えたらサイドバーを中央に持ってきてやりますよ。本文見えませーん。いえーい。
誰も得しないのが不思議。
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別に何もめでたくない By Y平

風呂が嫌い。いや、正確に言うと嫌いになった。
なにが嫌いってあの無防備な感じが至極嫌い。
考えてもみなさい。あのとき、シャンプーとかしてるときにですよ?
東海大地震が起きたなんて考えてみなさい。
助からぬ。絶対助からぬ。よしんば助かったとしても風呂場倒壊。
僕は浴槽のわずかなスペースに閉じ込められるのだ。
水があるので何日かは生き延びると思われがちだが、
その後やるせないほどの寒波にやられ、凍りつく。死ぬ。裸で死ぬ。
凍死した僕を見つけた救助員は三年後。酒の席にて
「凍死した人のチンコ、マジちいせえからー!」
とか下衆なジョークを吐くのだ。幽霊になった僕はそのアホの枕元に立ち
「寒いときは仕方ない寒いときは仕方ない寒いときは仕方ない」と
ブツブツと恨み言を吐きながら逝く。侮辱。なんたる侮辱。
また運よく逃げおおせたとしても、僕は裸である。
寒さで縮み上がったチンコを近所中の人に見られるわけで。
「ちっさ」みたいなヒソヒソ声が聞こえる中、
僕は「しかたねーだろーがよー。寒いとこうなるだろ? な? な? な?」と
周りに同調をあおる。しかし服のある男共は
「いくらなんでもあの小ささはない」なんてしたり顔。
僕は「じゃあテメエ脱いでみろや」などと叫びながら、
男どものズボンをさげにかかる。
そうすると僕はたちまち変態のレッテルを貼られ、皆から迫害を受ける。
「おい粗チン!」「てめえにやる配給はねえ!」「近寄らないでよ変態!」
「みんな大変なのにお前ってやつは!」
集団の団結を深めるには、一人の敵を作るのが上策。
僕は甘んじてその一人の敵になってやる。僕が迫害を受けることで、
震災後の皆の団結を確たるものにするのだ。醜い? 違う、これは道理だ。
殺伐とした避難生活は、僕という格好のサンドバックによって、均衡を保つ。
しかしサンドバックの奮闘空しく、
後に映画化されるのはもっぱら救助隊の話ばかり。
本当の英雄は僕なのに。いつだって世間はそう。
本当のことは何も分かっちゃいない。
まあそんなことはいいとして、普通にお化けが怖い。
シャンプー中に背中に誰かいる気がする。
やばい、着信アリ見るんじゃなかった。怖い。美々子いる、ぜったい美々子おる。
俺の背中で包丁持って立ってる。
ならばどうするか? 回転すればいんじゃね? 僕は背後をつかれない様、
クルクル回りながらシャンプーをする。当然目はガン開き。
ときおり天井を見るのも忘れない。すぐ足元にいるみたいな、呪怨スタイルも考えられる。
下も見る。上も見る。回転する。こける。痛い。
背中にいるのは美々子。痛いと思ったら包丁刺さってる。そりゃ痛いわーかなわんわー
大晦日の話。僕はすでに2日風呂に入っていない状態です。
まあそれでバイトに行っちゃったりするんですが、たぶん臭ってはない。
髪がなんかベタベタしてて、デフォルトでワックス付けたみたいに
なってたけど、まあよし。ワックスと認識してレジを打つ。人間割りきりが大切よ。
バイト終了後――
「紅白に胸出た! 胸出た!」などと一人ヒートアップした父親を持て余しながら、考える。
時刻は23時。僕は2006年を、もっとも汚い状態で終えようとしているのだ。
それはどうなんだろう? 折角だからたまには風呂に入ってもいんじゃねーかな。
だなんて一瞬常識を取り戻すのだけれど、そのころ風呂場では美々子が
僕の背後をどうやって取ろうか思案しているわけで。
「マジあいつの回転やっかい」だなんてブツブツ言ってる美々子がいるわけで。
それを風呂場のスキマから見ている僕がいるわけで。
「ひええ、やっぱダメ、風呂ダメ」情けない声をあげ、洗面所から逃げ帰ると、
DJオズマの動画を必死にyoutubeで検索している父親の図。
「あいつ面白いなー。だって紅白だよ!?」
やめて、僕はあなたと下ネタを話したくない。親と下ネタ嫌い。
ならば再び考える。2006年の垢を2006年に落としきる道理はない。
人は忘年会だとか、風呂にはいるとか、汚いモノ、嫌なことを
デリートしようみたいなイベントに熱を上げてるみたいだけども、一寸待て。ウェイト。
人間の成長は嫌なことを抱えながらも、必死に生きていくことにあるのではなかろうか?
マイナスを全てなかったことにして生きるのは、成長のない人生だ。
マイナスこそ人間の成長である。と僕は思った。
というところで、僕が風呂に入る道理はなくなった。やった-。
さあ、2007年を垢だらけの体で迎えた僕から、
清潔で常識的な皆さんへ愛を込めて。
「着信アリは糞映画です!」
大晦日からずっとバイトだよー^^ ちなみに昨日も風呂入ってねー
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