7月13日　晴れ暑い
　こんにちはー☆　大学生コンビニ店員のブログでーす☆　ヒヒヒヒヒ！
　うるさい。くそが。一昔前、大学生コンビニ店員のブログなるものが流行ったが、この僕のイライラはそれとは全く関係ございません。人気者を妬む感情とかそういうのは一切ございません。きっと、ないんだよ。ヒヒヒヒヒ。だから黙れ。
　要はその女子大生コンビニ店員様より、コンビニ店員らしい僕ですよと。今日も夕方からコンビニバイトでしたわ。
　昼のバイトに、新垣結衣似の女子大生が入ってたので、「チャース」っつって軽やかに挨拶。さあ昼のバイトから夜のバイトへとチェンジですよんと、レジを交代する。が、新垣。浮かない顔。なんか今日は相方が休んだらしく、一人でバイトしてたらしい。それは大変だ。まあ分かってたけど。なんせシフト組んだの僕だからね。ごめんね。君の相方は昨日、「捻挫したので休みます」とかオモシロメールを送ってきてね。捻挫てあんた。捻挫て。新垣がかわいそすぎる。
　でも、眉をへの字にし、ウルウルした目を浮かべながら、上目使いで「もう一人にしないで下さいね」って言う新垣が見れたのは怪我の功名だった。一人にしないよ。ほんとずっと一緒にいたいんだよ僕は君と。
　でまあ交代。新垣、奥の事務所にひっこんじゃった。あーあ、新垣とも今日はお別れだ。来月は20日ぐらい僕と一緒のシフト組もうかなゲペペペペ。とか考えてたら、新垣また参上。制服を脱いだ新垣が、事務所の扉からチョコンと顔だけ出し、「お疲れ様です♪」とニッコリ。あ、なるほど。お疲れ様を言い忘れてたのね。あらーご丁寧に。あはは。やられた。ここに完成、最終兵器新垣。この破壊力。尋常ではない。
　例えにする。僕と新垣が兄妹という設定。甲子園予選2回戦でやぶれた僕。新垣と一緒に住む貧乏長屋の一室。夕暮れ時。窓から夕日が差し込み、部屋全体が赤い。たたみ香る4畳半。僕は天井を見上げながらボーっと寝ころんでいる。あのとき、ライトからのバックホーム。僕がファンブルさえしなければ……しなければ……と感傷に浸る僕。今更のように、まだまだ野球をしたいと切に願う僕。もっと練習しておけばよかったと悔しがる僕。しかしもはや何を思っても遅いのだ。もうこのメンバーで甲子園を目指すことはできないのだ。それを思うと悔しくて、切なくて、無力で……
　今にも涙がこぼれそうになったとき、不意にトントントンと外の廊下を走る音が聴こえる。スラッと襖が開きヒョッコリ顔を出す我が妹、新垣。新垣は普段と変わらぬ様子でニッコリ微笑み、「お兄ちゃん。ごはんだヨ！」と呼びかける。ああ、この匂いは。今日は炊き込みご飯だな。
　この場面の、「お兄ちゃん、ごはんだヨ！」のときの顔を、今日の新垣はしていた。まこと神の子。妹属性の神。ちなみに、「ごはんだよ！」ではなく「ごはんだヨ！」である点に注意していただきたい。日本語は深い。かわいい。新垣かわいすぎる。
　で、かわいい新垣のおかげで、今日も頑張るぞっとやる気を出してシフト表を見たら、今日僕夕方から一人だった。相方休んでた。シフト表組んだの僕なのに忘れてた。ものすごく客おおかたよ。死ねよー☆　疲れたよー☆　一人でやるもんじゃないよーコンビニはよー☆　ふざけるなよー☆　フヒヒヒヒヒ☆　だから黙れよ。僕は人気者が嫌いなんだ。あなた方はもう眩しくて眩しくて……僕は羨ましがりやさんだ。
オナ禁2nd 2日目 : 性欲が沸いてくるが予定通りですな。二回目ともなると余裕の精神制御。巨乳を見ても僕の肌色チンコは微動だにしない。
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