7月27日 晴れ
「殺してやる!」
とか、ずっと思いながらコンビニバイトしてました。いや、何。またあの店の野郎、11時間勤務とか酔狂なことをやり出したのでマジでぼかあキレてた。しかも二人入るべきところを、なぜか僕一人でやるとかいう縛りプレイをかましてきたので、尚のことキレた。今日ほど客を殺そうと思ったことはないよマジで。あるいは店をぶち壊すか。
でまあ、更にとさかに来るのが、地元の祭りが夜に開催されるらしく、中高生や地元の中年どもが、恵比須顔でコンビニにご来店あそばせる。どいつもこいつも、祭りの前のどこか高揚した気分を顔中に滲ませ、僕を逆撫でする。くそが。僕はお祭りの終わる時間まで勤務だぞ。クソが。皆が祭りに出かけるというのに、なぜ僕はコンビニで監禁されなきゃならんのか。みんなが遊んでいるときに働く俺。かと言って、みんなが働いてるときにも働いてる俺は一体なんなのか。働いてばかりじゃないか。くそう。今に見ていろ。被虐された感情は、後に芽吹き、コンビニとお客様を破壊する大きな原動力が、生まれるのだ。カムチャッカの海ではなく、コンクリートの海で蟹工船(コンビニ)を乗りまわすは、破裂寸前の俺って寸法。いつかみんな必ず殺す。労働者階級的俺の心の叫び。
そんな折、心に吹きすさぶ、一陣の微風。春風のような優しい微風きました。浴衣娘のご来店ですわ。かかかかかかわええ。かわええどすなあ。高校生ですかな? いやあ、浴衣を着るとマジで3倍増しくらいで女性は可愛くなりますわ。いやいや何を隠そう僕は浴衣フェチなのであります。浴衣娘とデートできたら死んでもいい。特に、高校生ならばその効果存分たるもの。昔。高校時代の暗黒期。置き忘れた、記憶のオーパーツ。それが浴衣の女子高生だったりします。あのころ確かに浴衣はオーパーツだった…… 二人、河原で花火を見る。片手にはリンゴ飴、もう片方には浴衣女子高生。指先だけで手をつなぐ俺とあなた。そんな青春時代を僕は、誰よりも熱望し、熱望したまま終わったのだ。くそがーーーー!!!(青春のプロレタリアート俺)
とまあ捻じ曲がった青春時代のおかげで、倒錯的浴衣フェチズムが僕に生まれたわけ。浴衣見たい。浴衣見れたら11時間勤務も許す気になる。つーかできれば浴衣女子高生とお話したい。そうすれば30時間ぐらい働いても僕は文句言わない。
とかなんとか考えてたら、コンビニバイトの女子高生(推定Eカップ)が、客としていらっしゃった。顔を見た瞬間、「うらてめええええ! 暇そうにしてんならバイト入れやダボすけがーーー!!!」とか思ったが、なんか女子高生ウキウキ顔してはる。レジでアイス買いながら、「今から浴衣着て祭り行くんですよー♪」とかおっしゃった。へーそうなんだ。浴衣。ユカタ。YUKATA。「帰りにコンビニ寄りますね♪ アイス買ってくださいよ♪♪」え、それって浴衣で来て……くれるの……え、マジで? マジでぎゃあ嗚呼嗚呼嗚呼あああああああああああああああああああ!
俺の夏、始まる。
もうなんかどうでもよかったデスヨー。11時間勤務だとかね? そんなんで文句言ってちゃダメだなって優しい気持ちになれた。僕より働いている人なんて腐るほどいる……それより、浴衣の女子高生を見て触って話して元気になろうよっていうポジティブな思想が芽生えた。プロレタリア(笑)とかあんた。時代は豊かな時代に育った豊かな浴衣女子高生だろ、常考。
で、必ず帰りに寄る事、寄ったら僕にその御姿を盗撮させることを確約させ、その場は別れた。別れてからはウキウキだったね。前までは、お祭り気分のクソ客どもに、本気で殺意を抱いてたんだけど、全然そんな卑しい気持ちなくなった。掃除とかもう、バンバンした。祭り会場の道とか聞かれても、にこやかに教えた。みんな笑顔。みんな幸せ。そうなったのも全て「浴衣女子高生を見れる話せるプレイ」あってのものなのである。浴衣は世界を平和にする。
とまあ、ウキウキしながらコンビニやっとったんすけど、なかなか女子高生来ない。あれー、九時ぐらいに来るっつーとりませんでしたっけ? おかしい。ソワソワしながら、もう来る。もう来るとかサンタを待つ子供みたいにしとったけど、一向やって来ない。レジの前にいるのは、遊戯王カードをグチャグチャこねてる地元のキチガイおっさんのみ。つーかおっさん話かけてくる。「遊戯王やります? あ、やらない? やっぱりデュエモンのほうですか? あれ、違う。ポケモンならやってたって! やりましたか! 強かったですか! フシギバナ使ってた! あやー、いいですねえ。僕なんか……」キチガイオヤジと過ごす夏。こうして俺の夏は過ぎていく。「いやね、遊戯王ならレアカード入ってるパックわかるんだけどねー、いかんせんデュエモンは真ん中にレアが入ってるから」オヤジはいつか必ず殺す。
というように、忘れかけてた被虐心が再度わきあがってきた。限界。やはり期待してはいけない。僕の人生に期待や希望なんか……ないんだ。
レジぶち壊す決意をしたまさにそのとき。現れた、マイリトルエンジェル。いや、浴衣だから我が小さな天女? まあいいや。浴衣女子高生来た。ぎゃ。ぎゃ。ぎゃ。あわわわわわわ。み、見えない。何も見えない。可愛すぎて見えない。化け物かこれ。
早々にキチガイおっさんをコンビニ歴4年の熟練接客でヤンワリと追い出し、浴衣タイムハジマタ。なんかもう卑怯。破壊的な可愛さだった。つーか女子高生ってだけでヤバイのに、浴衣着るとかお前。反則だろ。シャアがガンダムに乗るとかそんぐらいダメだろ。お前。もうほんと。ああ。アイス買ってあげるどころじゃないわ。土地とか買ってあげたい。あるいはマンションとか。そんぐらいの対価があってしかるべき価値のものやで。
適当に雑談して、その間に写メで御姿を撮らせていただいた。あまりの幸福さに対する妬みから、「バイト中に写メとかなめてんの?」などと読者に言いがかりを付けられそうなので言っとくと、休憩のときに撮らせていただいた。なので僕の携帯メモリにゃ、神々しい御姿が納められている。浴衣女子高生の御姿。4年間コンビニでバイトさせていただいたけど、間違いなくこれが最大の役得だったと言わざる負えない。ほんと、何これ。幸せですわ。幸せですわ。
しかし今最大の心配ごととしては、この神降臨写メが彼女に露見したらとんでもないことになるということだ。包丁でぶった切られるかもしれない。確実に殺される。が、僕はこの写メを消す気にはならない。どうしてもならない。むしろ消してはならない。なぜならこれは、置き忘れた青春のオーパーツなのである。暗黒の高校時代を送った男子なら分かる、共通の世界的遺産なのである。刺されようが、馬裂きの刑に処せられようが、僕はこの神絵を守り続けるのだ。分かるだろ、同士たちよ…… ジーク浴衣! ジーク浴衣! (少々頭がやられていますがこれは仕様です)
オナ禁3rd ?日目 : 読者の方は、浴衣女子高生写メで抜きたくなるんじゃね? とか下賎なことを思ってそうだが、好きな人で抜けないのと同じ理論が適用されているので、セーフです。とてもできない。汚せない。
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「YUKATA」への8件のフィードバック
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きめぇWWW
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その射メ僕に送っといてください リアルで
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もちろんユカタン(浴衣信者)の同士なら共有財産て事で公開して頂けますよね?^^
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その写メをブログにアップしてこそ狂気が完遂されると思います。
人生は勢いです。逝きましょう。
ていうか結局来なかったオチかとおもったのにちくしょー
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これはもしかしてフラグがt
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この胆汁質の、こわれようとする意志に、矜持を感じました。
人生はオトコギです。もし、川崎にいらした際は、酒でもご馳走しますぜ。ご一報ください。
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あさん>
やっと正しい反応が出た。
K平>
はたして射てるかな? この写メを射メにするにゃあ相当の鬼畜レベルが必要かと……かわいいなあ
Mさん>
気持ち悪い造語ができましたね。破廉恥な。(眼鏡くいくい)
しえるくん>
「○○内定者、同僚の浴衣姿をブログにアップ! 浴衣フェチ宣言!」
てな具合に内定取り消しだな。
いやー、にしても来たときはマジうれしかった……
ありこさん>
ちんこもフラグも立ってない
ぱうさん>
川崎に行ったさいはよろしくお願いします。僕の青春時代にも、陽子ちゃんみたいなのが欲しかったです。
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ジーク浴衣!ジーク浴衣!
暗黒の妄想時代…ウッ