日ハム戦の岩本さんの解説が面白すぎる件

 最近日ハムの試合を見るのが楽しみだ。野球の試合がというより解説の岩本勉の話が面白すぎる。
 というのもとにかくはしゃぐ。選手が打てば雄叫びをあげ、ピッチャーがまずいことをやれば本気になって怒る。まだ野球に対して言及している時はいい方で、すごい時は全く野球と関係ない話をする。そういうのが嫌いな人も一定数いると思うのだけれど、僕は大好きである。なんか安酒を飲みながら岩ちゃんの解説を聴いていると、場末の居酒屋でうるさい野球親父と共にナイターを見ている気持ちになる。ヤジを飛ばし、あってんだか間違ってんだか分からない野球論を大声で語る。これって昭和の古き良き時代の野球ファンそのもので、なんかこう岩ちゃんのとんでも解説を聴いているととても和むのである。ああ、野球っていいなあと思うのである。
 先日もこんな解説があった。日ハムの松本が内野安打で一塁に出た後、執拗な偽装盗塁(盗塁するフリ)を行った際、楽天のピッチャー塩見がそれをとても嫌がり、集中力を欠いたのか牽制で悪送球を行い、ランナーの松本を3塁まで進めてしまった。ちょうど岩ちゃんと一緒にW解説をやっていた岩村さんがそれについて
岩村「松本の偽装盗塁が効きましたね。僕も現役時代、一回わざと牽制に引っかかるフリをしましたね。一回牽制死すれすれのリードをしておくと、あ、こいつ盗塁するなってピッチャーの集中力を削ぐことができるんですよ。松本も先ほど牽制で危ない場面がありましたよね。あれきっとわざとですよ。それによって塩見の集中がバッターからランナーに移りましたよね。いいプレーですよ松本」
実況「はあー、そんなことも考えているんですね」
そこでバッターの田中賢介を応援する女子高生がテレビに映る。
岩ちゃん「JKですよJK。いやあー賢介愛されてるなあー!」
実況「JKですか(笑)」
岩ちゃん「最近覚えたんですよ、JK! JK!」
 岩村との解説の着眼点の違いときたらない。こういうのがかなり好きで最近岩ちゃんの日ハム戦が楽しみで仕方ないのだが、そんな折、ネットサーフィンしてたらこんなYahoo知恵袋の質問があった。
岩本勉の非常にうるさい解説に本当に困ってます

北海道ローカルの野球中継での岩本勉のうるささから逃げる為に、今は毎月、チャンネル使用料は掛かるけど、CS(スカパー)を契約して、それで自分の好きな球団(オリックス)の試合を毎日見ていますが、オリックスが札幌に遠征して、日本ハムの主催試合になると、必ずCSの中継でも、うるさい岩本勉が出てくるので、個人的には長年に亘って、岩本勉のうるささに耐えて来ただけに、精神的にかなり追い込まれてます。

岩ちゃんの解説が嫌だからスカパー契約したって。この嫌われようも俺にとってはツボなのです。日ハム戦を見るときはこのようにうるさい岩ちゃんの解説にも注目してみてください。
(とはいえ、結構いいことも言うので解説者としてはかなり優秀だと僕は思いますがね)