当別町のふとみ銘泉に行ってきたのだが停電した

タイトルの通りなのだが、連休中日に当別町のふとみ銘泉に行ってきた。なんか東区から近い温泉と言うことで適当にチョイスして行ったのだが、すごい。当別町すごい。20分たらずでついたのだけれども、完全に北海道をやっていた。広大な石狩平野に広がる田んぼだか畑だかの景色。ちょっと気をぬくと牛とか馬がこんにちはする感じ。はるか地平には霞んだ札幌あたりのビルがもやもやと。なんだこれ。なんだったら自転車で来れる。こんな近くに大北海道を感じられる土地があったなんて。

で、ふとみ銘泉。4Fの露天風呂からふるチンで石狩平野を眺める。暖かな日差しが全身を包んでいる。当別町で全てを手に入れた。多幸感すんごかった。

で、露天風呂に入ってゆったりしていたのだけど、なんかお湯出てなくない? ってなった。循環もしていない感じ。なんだろうと浴室の方を見ると、電気ががっつり消えている。同じくちんちん丸出しで石狩平野を眺めるおじいさんが、「停電だわ。このホテルだけ停電しとるぞ」と話しかけてきた。ほんとだ。信号動いてるのに、ホテルの電気はガッツリ逝っとる。ウォーターサーバーも動いてない。おいおい、交互浴中は水分不足になると言うのに。

すぐ復旧するでしょ〜? などとなめつつ水風呂に入ったりしていたのだが、一向に回復しなかった。水風呂も水が出ないものだから、だんだん水が減ってきて浴槽に半分ぐらいしか水がなくなった。あ、だめだこれ。

で、3Fのゲーセン前で妻と娘と落ち合ったのだけれども、電気ついていないゲーセンってすごい。異常な雰囲気に大はしゃぎした子供がバスやら電車やらのアトラクションでかくれんぼしてて、娘も「きえー!!」とか奇声をあげながらそれに交じっていた。妻がまだ風呂にも入ってなかったと言うので、今なら入れるんじゃない? っつって、風呂に送り出した。結果、娘不在で温泉に入れて妻はものすごくゆっくりできたそうだ。(お湯はぬるくなってたらしいが)

停電から2時間ぐらい経ったタイミングで、退館するように促された。原因が分からないので、バツっと電気を入れようにも入れられないらしい。だいぶ古い建物だから電気系統とかカオスになっているのが伺える。お詫びにと言うことで、無料チケットを2枚もらえた。僕らは停電のタイミングがちょうどよかったせいで、ちゃんと風呂に入れたし、妻は久しぶりに1人で風呂に入れて幸せすら感じていたのにさらに無料チケット。ラッキー過ぎ。

ただ、ややギレしている客も結構いた。連休中日の日曜日。わざわざ遠くから当別町まで来た人が、風呂にも入れず追い返されたらキレるよなあと。で、何気なくホームページ見たら、この事故について全然書かれていなかった。公式ツイッターも見たのだけれども全く更新されていない。こうしている間に停電を知らずにガンガンお客が来る。恐縮しながら帰す店員。Web担当。なにしとんねん。ただ、このホテル内には誰もWebを更新できる人はいないのだろう。なんかいい感じの制作会社に投げているのか。不幸にも3連休中日。対応に遅れが出ていても仕方がない。

結局停電につき休業という知らせが出たのは次の日の夕方ぐらいだった。

その間、不幸にも行っちゃった人がいたみたいで、なんというかやるせなくなった。ホームページの更新はあれだったかも知れんが、Twitterのアカウント一つ、ホテルの誰かが持っていれば、無用な店員の業務は減ったのかも知れないなと。たかが公式アカウント、されど公式アカウントという感じ。