以前から完全オリジナルのSF小説を書きたいと思ってたんですが、
ついに生まれて初めて、短編ですが完成させることができました。
真面目に気持ち悪いことを書いてます。暇な人は是非とも読んでみてください。
読んだら感想を残していただけると幸いです。
ちなみに「つまらん」という辛らつな言葉でもOK。
「ここはこうしたほうがいんじゃね?」とか、
「ここはねーよ」みたいな批判もどんと来いです。
むしろタメになるから最高です。感想っていうか批判してください。
それではどうぞ。(書式はブログっぽくしてあります)
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*以下のように何箇所か修正を加えてあります。
(前半の最初のクダリ、ラストの描写を改訂)
(導入部を改訂)(海外旅行のくだりの簡略)
(主観客観の混在を修正)
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高校生である益雄は
「チェーンソーであの小生意気な佐和子の裸体をずたずたに切り刻み、
バラバラになった五体から、文字通り尻のみを借り、
糞と尿にまみれた佐和子の尻をズタズタに犯してやりたい」
と常人であれば思うだろう激しい憎悪を押さえ込み、フラフラとなって自宅に戻った。
そして一心不乱に手淫を始めるのであった。
激しい憎悪と筆者は記したが、それはあくまで常人であれば
抱くであろう憎悪であって、実のところ益雄は歯牙にもかけていない。
益雄は冗談ではなく手淫さえしていれば幸せであった。言い方を変えれば、
手淫という快楽さえあれば、益雄にふりかかるあらゆる災難や批難は
取るに足らないものである、という精神レベルに達してしまうほど、
益雄は貶められてきた。
益雄は幼少期から、あらゆる人間にいじめられてきた。それは一方では、
益雄の醜すぎた顔のせいでもあるし、益雄はそれでいじめられてきたと思ってきた。
ところが、本当のところは、己がコンプレックスゆえに捻じ曲がってしまった
性格のほうに問題があった。もちろん本人は無自覚である。
いや、たとえ益雄がそれを自覚したとしても、
「そういう風にしてしまった周りの人間」をためらいなく恨めるほど、
益雄は暴力的に神経を病んでいた。否、病むはずであった。
上述のように病むはずであったところの益雄を救ったのは、言うまでもなく手淫である。
益雄にとっては手淫は神さまであり、もはや宗教的と言っていいほどに
手淫に自我を支配されていた。
手淫に関するあらゆる高尚な論理、倫理などが益雄によって構築され、
従って益雄が手淫にありがちな虚無感を抱くことは当になくなっていた。
益雄はこと手淫に関しては、ずば抜けて超越した精神構造を持つことができた。
もちろん、この段階へ至るまでの過程には、学術的に言えば
「世間に対するコンプレックスによる逃避行動」だとか、
「性的分泌物を出す機能の遺伝的若しくは突然変異的欠陥」などという
最もらしい理論が絡んできただろうが、少なくとも今の益雄を説明付ける
学術的事象を見つけることは、私の仕事ではない。
であるから、この辺でいささか省略させていただく。
とにかく益雄は熱狂的オナニストであった。
益雄は自室に入るや否やベッドに寝転がると、脳内で佐和子を裸にした。
そして過去13年間毎日してきた通りの方法で、数回に渡る手淫を終え、
陰茎を握り締めたまま眠ってしまった。
益雄の体に変化が起こったのはその次の日である。
母親の声に起こされ、寝ぼけ眼でパジャマのボタンに右手をかけようとしたとき、
益雄は異変に気がついた。右手が陰茎を握り締めていたときのまま
微動だにしないのである。
益雄は右手から陰茎をどうにかして抜き出すと。
右手をしげしげと観察した。
右手は筒状のものを握った状態のまま、開くことも、閉じることもできないようである。
それは瞬間接着剤で固定されたようになっていて、いくら力をいれてもビクともしない。
まるで初めから益雄の右手はこうであったと思えるほど、
益雄の指先はピクリとも動かすことができない。
そうこうしてるうちに、業を煮やした母親が「遅刻しますよ」と叫んできたので、
益雄は観察を断念せざる負えなかった。
左手だけを使い、どうにか制服を着ると、そのまま家を飛び出した。
完全な遅刻であった。
学校に着いても益雄の右手はペニスを握り締めていたときのままである。
放課中にカッターナイフで、くっついている親指の先と人差し指の先の間を切ろうとしたが、
刃が触れた瞬間に激痛が走り、断念した。
益雄はその日は、左手のみで授業を受けねばならなかった。
家に戻ると、両親が海外旅行に出かけ、家はもぬけの殻になっている。
益雄は「平日に海外旅行だなんてどうかしてる」という
当然の反感を抱くこともなく、ただ両親の不在を喜んだ。
思う存分オナニーができるからである。
熱狂的オナニストといえど、オナニーが他人に見られたくない事象であることは
変わりないらしい。親の目を忍ぶ必要がないのは、益雄にとって好材料であった。
さて益雄君。両親は海外旅行の益雄君。鼻息あらく玄関へ、飛び込みそそくさ靴を脱ぐ。
ズボン脱ごうと轟々と、両手をベルトにかけようと、右手左手ベルトにかけて、
さあはずせ、ベルトをはずせ。遮二無二ベルトをカチャカチャと、
そしたら右手が動かない。途端に萎えたよおチンコさん。
さすがの益雄もこれには参った。ペニスを握った形のまま微動だにせぬ右手を見るにつけ、
性欲よりも心配のほうが大きくなってきた。
「ひょっとして重度の神経症にでもかかったのでは?」と益雄は思った。
「オナニーさえあれば幸せ」主義の楽天家も、やっとこさ自分の体を案じ始めたのだ。
オロオロと自分の右手を見ながら、ひとしきり家中を徘徊すると、
益雄は何やら変な気分になってきた。
確かに恐怖感もある。一方では病院に行かねばという冷静な判断をする自分もいる。
しかしそれ以上に体の内から沸き起こってくる何とも言えぬ性欲が、
益雄の冷めつつある頭を侵食し始めた。この右手で思いっきり手淫したい!
益雄の自我が崩壊し始めた。
とろんとした目つきで右手を眺めていた益雄は、すわ、左手でもって
乱暴にズボンとパンツを脱ぎ捨てると、イチモツを右手に滑り込ませた。
そして小刻みに右手を上下にやり始める。
益雄の右手の中は、なにやらヌメヌメと湿っており、若干体温も高いように思える。
かつ右手は、朝方よりプクプクと腫れてきているらしく、その穴は狭く、非常によく締まる。
しばらく上下動を繰り返していると、右手はグチュグチュと音を立て始め、
次第に生臭いにおいを発するようになった。童貞の益雄であったが、
どうやらこの臭いが女性の淫水の臭いであるということを本能的に感ずることができた。
もちろん、益雄の頭の中では「そんな馬鹿な!」と今起こっている現象を
必死に否定しようとする部分もあった。しかしその思いも空しく、
それは性的快感の波に全て打ち流された。
それどころか、快感に思うままに操られる自分に対する罪悪感が、
いっそう益雄の性欲を掻き立てた。益雄はそのまま立て続けに4回射精した。
不思議なことに、益雄が手淫すればするほど、時間が経てば経つほど、
右手は大きく腫れていき、色っぽく丸みを帯びていく。
もはや益雄の右手は5本の指の区別はなくなり、ゴムマリのような肉塊と化している。
そして本来、小指だったはずの場所の横(ゲンコツの小指側側面)には、
縦のラインの割れ目がすうっと入っている。
益雄はその割れ目が女性器であると確信した。益雄のイチモツは本能的に
その割れ目に吸い込まれていくようで、益雄はどうにもならない。
右手がもたらすあまりの快感は、病院に行かねばという思考すら押し流し、
そのうち益雄はとうとう動物のようになってしまった。
涎を垂らし、白目をむき、狂ったように右手を求め続けた。
右手はどんどん大きく膨らみ、桃色に紅潮していった。
さあ、12回目の射精だぞと益雄が腰を浮かせ始めたところで、異変は起こった。
益雄の右手の中から、「きりっ」という乾いた音が聞こえると同時に、
益雄の全身をかつて経験したことのない痛みが襲ったのである。
快感で精神的に緩みきっていた益雄は、突然の痛みに心臓麻痺を起こし、
しばらく仮死状態に陥った。しかし運のいいことにすぐに蘇生をし、
なんとか事なきを得たものの、そのまま朝まで失神するに至った。
右手の中からは血がタラリと流れていた。言うまでもなく、この痛みは破瓜の痛みであった。
益雄が失神している間に、益雄の右手はすっかり身の丈170cmの美しい女性の姿になった。
と言っても、膣の部分で益雄の右手首とつながっているので、
いささか動きづらそうではある。
「右手」はその美しい「右手」の髪を右手でいやらしくすきながら、
失神している益雄を愛おしそうな目で見た。
いかにも抑えきれぬと言ったような愛情を、美しい顔いっぱいに浮かべると、
益雄を居間にひきずり込み、カーペットの上に寝かせてやった。
そして益雄が風邪をひかぬようにと、毛布をかけ、
「右手」も毛布にもぐりこんで寝た。「右手」は幸せそうであった。
さて益雄君。朝起きてみると、見知らぬ女性が横で寝てる上、
その女性が自分の右手首から生えているのだからその驚きと言っちゃあこの上ない。
益雄は「うゃあ」と声をあげると、毛布から飛びのこうとした。
しかし右腕が「右手」とつながっているため、
「ピンッ」とつながれた犬のようになった挙句、もんどり打って倒れた。
と同時に右手に激痛を感じた。
急に膣を引っ張られ、「右手」は痛さで目覚めた。
そして恨めしそうな目で一瞬益雄を睨んだのち、ニコリと優しく微笑んだ。
その目が「おはよう」と言っている。爽やかな朝。
益雄は目を白黒させながら、勃起するのも忘れてしばし「右手」の裸体に見入った。
彼が唖然としていると、彼女は益雄の脳内にピンク色のもやもやを
しきりに送りつけてきた。そのもやもやから益雄は、
「右手」がどんなに自分を深く愛しているかを容易に知ることができた。
初めて感じる、言葉で言い表すことのできない愛を
己の右手から感じ、益雄は思わず涙した。
とともに、その愛情から感ぜられる、性的な甘美さも敏感にキャッチし再び勃起した。
益雄は右手に覆いかぶさった。「右手」の色っぽい吐息が漏れる。
あまりの急展開に読者はついてこられないと思うから、解説しておこう。
つまり「右手」も益雄自身に変わりはないのだから、「右手」が考えていることが
益雄には手に取るように分かるのである。逆もまた然りだ。
だから短時間で二人は多くの情報を交換できた。それも言語的レベルに留まらず、
イメージのレベルで曖昧な心境も正確に伝え合えるのである。
言葉に出さずとも、考えるだけで、あるいは感じるだけで即座に
自分の心境を伝えられるのである。それは言葉にして口にするよりもずっと速く、
そして正確であった。
その上、自分同士であるから、お互いに他の誰よりも愛しく思えるのだった。
自己愛は、どんな他人同士の愛よりも真実である。二人が愛し合うのは必然と言えよう。
益雄はすぐに学校に電話をかけると、病気ということにして
しばらくズル休みをすることにした。丁度親がいなかったことでそれは容易にできた。
数日間は「右手」と文字通り愛欲の日々を過ごした。
考えていること、感じることが否応無しに伝わると言うことは、
二人のセックスに大いに影響を与えるものである。
破瓜したばかりの「右手」は、それから数回の交渉はかなりの痛みを感じることとなったのだが、
二人の場合はまた特殊である。その痛みを益雄も感じるのである。
益雄は右手に気も狂わんばかりの痛みを抱えつつ、
一方では自分のペニスで天にも昇るような快感を味わった。
なんと言っても「右手」の膣は名器だから、昨日まで童貞だった益雄はもう病み付きである。
おまけに、豊かな胸にくびれたウエスト、益雄好みの美人の「右手」が
相手であるからまた酷い。益雄は女の感じる想像を絶する痛みを、
男の体で体感しつつ、男の快感に溺れた。
しかし情事がエスカレートしていくと、更に益雄にとって大変である。
数回交渉を重ねた後、「右手」は段々と女の快感を知るようになっていくのだ。
無論、この快感は益雄にも伝わるのだからとんでもない。
益雄はイチモツから男の快感を味わいつつ、同時に
「異物を挿入されて得られる快感」もまた右手で味わうのである。
女の快感は男性の9倍とはよく言ったものだが、これを男である益雄が味わうのは、
あまりに刺激が強すぎて危険であった。
益雄は、「右手」が絶頂を迎えるたび、右手に絶頂を感じ、
白目を剥き、口から涎をたらし、のけぞり、歯をガチガチ言わせて紅潮し、
心臓麻痺を起こしかけた。
それでも益雄はその快感から抜け出すことができない。命の危険を冒してもなお、
この快感を味わい続けたいと思った。ここまで来ると麻薬である。
益雄は「右手」を心底愛し、何度も抱き、お互いに脳内で
「愛している」という桃色のモヤモヤを交換し続けた。
「右手」も益雄も幸せの絶頂だった。
旅行から帰ってきた両親は、裸の美女と並んで死んだように眠っている益雄を見て、
ひどく驚いた。
母親は卒倒するし、古風な父親は「勘当だ」と快楽で弱った益雄を殴り散らした。
益雄は腎虚によってそのまま入院した。無論、「右手」も一緒である。
右手が女になるだなんていう、非常識な現象は、
初めのうちは誰にも受け入れられる問題ではなかった。
しかし現実に、益雄の右手は女になってしまっていたし、
受け入れるも受け入れないもない。
散々のパニックがあった後、世間は半ば諦めるようにしてこの問題に取り組み始めた。
マスメディアによって、悲劇的に二人の姿が報道されたため、
人々は同情心から激論を交わすことを思いついた。
とりわけ「放射性物質の影響」というものが取沙汰され、
それが真実かどうかは分からないが、世論を賑わすようになってしまったので
困ったのが政府だ。「政府は何してる!」という国民の罵倒におされて、
とうとう厚生労働省は専門の対策委員会を設置。
益雄の体はもちろん、あらゆる方面から原因を探ることに徹した。しかし分からなかった。
実際益雄はまったく不幸に感じていなかったが、いかにも分からないことが
民衆の目には不憫に映った。そんな世論をいやらしく察知し、
益雄を励ますという名目で総理大臣がやってきて力強く言った。「必ずあなたを助けます」
続いて外国からはよく分からないフォーク歌手みたいな外人がやってきて、
「あなたがかわいそう~♪」みたいなニュアンスの歌を歌って帰っていった。
益雄は会見で、「これ以上政治利用されるのは真っ平だ」と叫んだ。
「右手」も珍しくその美しい顔に怒りを浮かべていた。
騒ぎが沈静化に向かい始めた数ヵ月後、「右手」の妊娠が発覚した。4ヶ月であった。
当初、ただでさえ身重の二人に、出産は無理であろうと周囲は反対した。
しかし、二人の愛で乗り越えられぬものはない。
二人の愛は自己愛であるがゆえに完璧である。
そして益雄はこの世のどんな男よりも女の苦労を知っているし、
また、「右手」も益雄の全てを知りつくしている。
二人はどんな障害でも乗り越えられる、ベストパートナーであった。
周囲も渋々納得するしかない。
数ヵ月後、「右手」の体に待望の陣痛がきた。
陣痛が起こった刹那、益雄は気ちがいじみた痛みを右手に覚え、
身をよじり、泡を吹いて卒倒した。益雄は混濁した意識の中、自分は死ぬと思った。
しかしそれでも、痛みと死で埋め尽くされた意識の片隅で、
わが子が生まれるという事実に歓喜し、益雄は確かに幸せを感じたのである。
そのまま益雄は陣痛の痛みで死んだ。幸せそうな顔であった。
益雄が死ぬと、彼の死の瞬間のイメージを直接受け取った「右手」は、
たちまちその恐怖に意識を支配された。そればかりか立て続けに、
出産の幸せというイメージまで受け取った「右手」はおおいに混乱し、
益雄の残した死と幸福の想念に精神を押しつぶされ発狂した。
発狂した「右手」に、今度は身体的苦痛が待ち受けていた。
益雄という半身を失った「右手」は、血流のバランスを崩し、
心不全を起こしてまもなく死んだ。
しかし奇跡的に赤ん坊だけは助かり、手術室には産声が鳴り響いた。
益雄そっくりの益雄の息子は、益雄の両親に育てられすくすくと育った。
そして高校に進学してまもなく。彼の右手はゴムマリのように膨れ上がりそして――
(終)
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「右手が恋人 [小説] By Y平」への37件のフィードバック
コメントは停止中です。
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ずっとファンです
読み取る能力のない馬鹿だったらすいません。「借りとる」は誤字でしょうか?
意図があるとも読めない事もないし、と序盤で悩んでしまいました
コメントを書くのに緊張して、文章をありのままの感動を伝えたかったのが、
文字にすると軽くなりそうなので、感動とか衝撃とか一切は心に留めときます
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おもしろかった!
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文体が不安定なのと、最後の方が
急に駆け足になったのが気になります。
あと「失神」「ショック死」などの出来事が
あまりに突拍子な気がします。
書き手でなく、いち読み手としての意見です><
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う~ん
右手が女性になるのは凄い面白かったんですが…もっとオチが欲しかったです。奇抜な設定には脱帽。
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はじめまして。 下ネタをおりまぜた小説が素敵だったのでコメントを書かせてもらいました。
これからも来させてもらって宜しいでしょうか?
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7割がた勃起しました。
~負えないって、ふいんき(←なぜか変換できない)的なネタとして見ればいいのですか?
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たまさん>
尻を借りるという意味で使ってます。言われて見ればなんだか語呂が悪く気持ち悪かったので「尻のみを借り」という風に書き直しました。
ななしさん>
どうもです!
ななし2さん>
最高です。そういうの待ってました。「ショック死」の描写を詳しく書き直しました。
あまのじゃくさん>
オチは変わりませんが、ラストを少し書き直しました。前はあまりに説明不足でした。
わたるさん>
下ネタというよりはエロいのを真面目に書きました。
まさん>
性欲に溺れる益雄が好きです。読んだ人が
「俺ももしかしたらそうなっちまうかも……」と思えば成功です。
どうだろ、だめかなあ……
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だれしもが女の人の気持ちよさを知りたいと思うところにきてY平さんの文章が、想像力を喚起させるものだと思うので、その目論見は成功だと思いますよ。私見ですが。
ただ、自分が馬鹿だからからかも知れないので、ここから先は気にしないでいただきたいんですけど、このラストを読んで、これは純粋なストーリーテリングなのか、その裏に何かメッセージやら哲学やらを織り込んだものなのか、微妙なラインだったので、その辺がもやもやしてしまいました。ごめんなさい。
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いつもブログ楽しませてもらってます。
前半の記述者の語りが少し読みにくく感じたのと、両親の海外旅行の説明が2行もあったのが少し気になりました。
後半は一気に読めて素直に面白いと思いました。
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いつもブログ楽しませてもらってます。
前半の記述者の語りが少し読みにくく感じたのと、両親の海外旅行の説明が2行もあったのが少し気になりました。
後半は一気に読めて素直に面白いと思いました。
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脳内で裸にしたという記述がありますが、視点が第3者として書かれているので、脳内で裸にしたかどうかは分からないはずですよね。だから、断定を避けた描写にしなければいけないと思います。第3者として小説を書くときは、こういった部分に気を付けなければいけません。
細かいところでスミマセン。面白かったです。楽しんで書くことが何より大事なので、あまり気にしなくても良いかもしれませんけど。次回を楽しみにしてます。
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ななし3さん>
何が書きたかったかをあえて述べれば、不条理と様々なものに対する皮肉です。
にしてもオチが弱いだけに、何か釈然としないものがあるのは僕も感じます。
何かオチを考えて見ます。
ななし4さん>
やはり前半は読みにくいみたいですね。削れるところを探し削ってみます。むしろ熱狂的オナニストってとこと少々のコンプレックスさえ感じられれば他はいらないかも……?
ハツさん>
客観視しているのに、脳内のイメージがなぜ分かる、分かったとしても断定表現にするのは不味いのではという指摘ですが、ここで断定しているのは
何でも分かる神様の視点で客観視したからです。(こう書くと胡散臭いですが)
つまり、全てのことが分かっている人が、客観的にキャラの心理を綴るという文体で僕は書いたつもりです。
なぜこうせざる負えなかったかは、書きたかったことの一つに
「右手」と益雄の脳内交流があったからで、だから自然にこのような書き方になりました。
で、そういう文体だと断定すると、前半部分に多数存在する益雄の単独の台詞のような部分が浮いて見えてきました。ゴリゴリ直しときます。急いで。
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ハツさん>
いや、他にもあるな……今後は注意して書きます。
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面白かったです。人間の汚い部分をしっかりと見据えているのが、
いつものブログのように爽快でした。
僕は前半部のくどいぐらいの生々しい描写が、後半に向けて必要だと思ったので、
むしろ後半をもっと長く書いてもいいぐらいだと思ったんですが、
どうやら少数派意見ですかね。
あと、創作に対して、こうやって意見をたくさんもらえるのが羨ましいです。
SECRET: 0
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なんという独特な発想。ぐいぐい引き込まれたのは言うまでもないです><
サラっと読めました。前半も退屈じゃなかったです。
右手が性器になったあたりから、なんか「あ、やられた」という気持ちがしました。
そんな発想なかった。そして最高の快楽だと思った。逃げられない。
でももう少し、強いメッセージ性もしくは強烈なオチ(どんでん返し)が欲しかったというのは否めません・・・
ちなみにあと少しでおっきするところでした。
なんて才能。
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自慰をここまで昇華させれるのはY平さんくらいですよ
それでも最後がなんかしっくり来ない感じでした
でもやっぱすげええええええええ
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はじめまして!
なかなか斬新で楽しい小説でした。
一つ言わせてもらうと、主人公の名前がちょっと・・・。これはこれでいいですけど。
勝手に続編(?)期待してますよ。うひひ。
今度は左手を登場させてみては?
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ちょこちょこ出てますが,後半が微妙かな?
後半の展開が早過ぎて…もう少し細かな描写があればグロさ・恐怖感が出た気がします.
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名字のオチで笑っちゃいましたw
女性の顔つきとか髪型がもう少し詳しく描写してあるともっと艶かしい感じになると思いました(^o^)
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鋭→アヤノ
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素直に面白いって感じましたよ。
Y平くんは筒井康隆が好きなのかな?
筒井先生のような雰囲気を感じました。
もっともっと、書いてみてください。
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全体の気持ち悪さが江戸川乱歩みたいでした。
読みやすかったと思います。
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最後があっさりしすぎてる気がします。産まれた子は成長して独裁者とかになって世界を破滅させる引き金を弾いたくらい壊れたオチでも良かった気がします。気がします。
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おはようございます&お久しぶりです。
近頃すんごい忙しくて、今朝、久々に拝見しました。
最初のほうが分かりにくかったっていうコメントがありますねーw
私はそうでもないかと思ったんですが、よく言われるのは、
゛最初の3行で、だいたい決まる”
みたいな。
読み手のモチベーションみたいなのを指してるんだと思います。
で、私が心がけてるのは、特に最初の一文は、すごく簡潔に済ますってことです。
「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」
みたいな。
句点で区切れば、読みやすくなって、かつ、インパクトも増したかもって思いました(。・_・。)ノ
お話しは、カフカの変身を思い出さずにはいられなかったです(。・_・。)ノ
もう、キモくてしかたなかったです(;;; ̄Q ̄)オェ
っていうのは、性的描写云々じゃなくって、この自己愛に溺れている主人公に対してです。
自己愛っていう、すんごく惨めなものに対しての皮肉っていうのがお話しの趣旨なのかなって思ってたんですが、どうなんでしょう・・・?(設定的にそうなのかなって。)
最後の部分で、そういう皮肉を分かりやすい形で、なおかつ強烈に示せれば、オチとしてよかったのかなーって勝手に思ったりもしました(。・_・。)ノ
では、お仕事いってきます(´っェ・。`)
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あすかさんの
「後半の展開が早過ぎて…もう少し細かな描写があればグロさ・恐怖感が出た気がします」と
毒りんごさんの
「カフカの変身を思い出さずにはいられなかった」に同感です。
僕としては、特に読み難いところもなかったし、
オチに関しても、これくらいあっさりめでもいいんじゃないかと思いました。
面白かったです。
僕も「ゴムマリのような肉塊」になった自分の右手で手淫してみたいと思いました。
SECRET: 0
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私は個人的に後半のスピーディーな感じ好きです(´・ω・)最後のあれよあれよと死んでいくところには驚かされました…(#+_+)あっさりしてるくらいで良かったんじゃないかなって思います(o^-^o)
今頃ポケモンしてるのかなぁ…私もやりたかったです(/_;)オヤスミナサイ!!
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私は個人的に後半のスピーディーな感じ好きです(´・ω・)最後のあれよあれよと死んでいくところには驚かされました…(#+_+)あっさりしてるくらいで良かったんじゃないかなって思います(o^-^o)
今頃ポケモンしてるのかなぁ…私もやりたかったです(/_;)オヤスミナサイ!!
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官能小説としては男の描写のほうが多くて気持ち悪い
ただのSFとしては物足りないと思いました
マスメディアの部分とかいらないし親の旅行とかも自然な感じでつなげられたらよかったと思います
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~すると恐怖感とグロさが出るかも…
みたいな意見があったけどコレSFなんでしょ?ホラーならその意見わかるけど。若干的外れ感がある。あと女性の描写を減らしたのはワザと減らしたっぽい気がする。むしろこの話は究極に幸せに生きた男の話なワケだから女の描写は全くいらない。やっぱりそこに恐怖感とグロさもいらない。あと、兄妹で子供作ると奇形が生まれるって話から、子供が奇形で生まれた。みたいな発想かもしれないけどソレは嘘だから、最後の子供の話は違う感じのが面白いかも。益雄が生まれて来てもいいかもしれない。もしかしたらそういう意味だったのかな?遺伝子情報は益雄の情報のみだし。
面白かったです。
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しばらく仮死状態に陥った。しかし運のいいことにすぐに蘇生をし、
>運がいい
もっと、描写できるはず、
仮死状態からの記憶の戻り方とか、
まぁ、文頭の斬新な切り口には、驚いたけど、
あんた ばかだーーー
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面白かったです。続きが気になって、どんどん読み進んじゃいました。
ただ一つ気になったのは、(個人的な感覚として)文章があまり小説っぽくなくて、物語のプロットを淡々と語ってるように見えたことでしょうか。
でも、十分に「読ませる力」があるので、練習を積めばどんどん良いものを書けるようになっていくと思います。勝手ながら期待しています。
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SFにしても若干唐突に物事が起こりすぎるように思いました。導入部を工夫してみては??
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先日は有難うございました。Y平さんには大変意義深いお話を聞かせて頂き、楽しい時間を過ごす事が出来ました。
確かに、カフカの「変身」等さながら近代フランス文学的な趣向が見られます。淡々としていながら、グロテスク。そしてまるで60年代の前衛絵画を観ているような、ぞっとする美しさに手を伸ばす感触を覚えます。
特に結末がアイロニックで僕は好きです。
もう少し文語を使いこなせば、より素晴らしい作品になると思います。特に最近の記事ではそれが成し得ているので、次回作に期待が膨らむばかりです!
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先日は有難うございました。Y平さんには大変意義深いお話を聞かせて頂き、楽しい時間を過ごす事が出来ました。
確かに、カフカの「変身」等さながら近代フランス文学的な趣向が見られます。淡々としていながら、グロテスク。そしてまるで60年代の前衛絵画を観ているような、ぞっとする美しさに手を伸ばす感触を覚えます。
特に結末がアイロニックで僕は好きです。
もう少し文語を使いこなせば、より素晴らしい作品になると思います。特に最近の記事ではそれが成し得ているので、次回作に期待が膨らむばかりです!
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2年半もおそいですが、今日、初めて読ませてもらいましたよ。
①誤字・誤用について
・益雄は暴力的に神経を病んでいた。→意味不明。暴力的にではなくて、壊滅的に、ならわかる。暴力的なトラウマによって・・・でもわかる。
・益雄は観察を断念せざる負えなかった。→「~せざるを得ない」が正解。手に負えないとは区別したい。
・飛び込みそそくさ靴を脱ぐ。→「そそくさと」。
3つ目は単なるミスタッチでしょうね。
===============
②気になったところについて
『無論、この快楽は~「右手」も~絶頂だった。』までの部分(イ)とか、
ラストに近い、『数カ月後、「右手」の体に待望の陣痛がきた。~しかし…産声が鳴り響いた。」(ロ)
(イ)(ロ)がとくに分かり易いと思いますが、さすが理系なだけあって、ロジカルにセンテンスが運ばれています。論理的に大きな破綻はあまり感じられませんが、概ね、説明的に過ぎて、味がないと思いました。
小説を読む楽しみのひとつに、たとえば作中人物同士の会話とか、背景の中で動くキャラクターの呼吸とかアクションの妙などがあります。それらの小技を駆使して、もっと立体的に描くことは十分可能かと。とにかく口先の説明に終始している印象が強かった。このへんをもっと練り込めば、リアリティや叙情性も増すはずです。小説を読む醍醐味は、はっきりとした論理破綻がないだけではなく、曖昧模糊としたニュアンスが担う、行間から立ち上るそこはかとない味わいも重要かと。
・よい点
とにかく、物語をきちんと組み上げようとする意欲みたいなものが伝わりました。
アイデアも人まねでない、オリジナルなものを模索する姿勢がいいですね。
・まとめ
もっと飲んだくれたらいいと思う。
もっとくだらないことで深く傷ついたり、傷つけちゃったり^^・・・…。要するに無駄なことをいっぱいやってみるとかね^^
ひたむきさと、真っ直ぐな視線(アイロニカルなものも含めて)は大事ですが、もう少し汚れれば、もっと表現とか、雰囲気に凄みが加わるのは間違いないと思います。変に小利口ぶったり、純文学気取りじゃないところも、僕は好感をもちました。汚れりゃ、もっともっと見えてくるものはたくさんあります。なにか気骨の端くれを感じてうれしかったです。読ませてもらってありがとう!! つづき、いつか読みたいです。
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お寒さん>
かなり細かくありがとうございます。
味がないんですよね、僕の書くものって……説明ばっかなんすよ本当に。最近それを痛切に感じてます。それはおそらく、お寒さんが言うように、キャラクターの呼吸とかが感ぜられない、むしろキャラがまったく生きてないのが原因なんすよね。キャラクターの没個性、っていうか人間にすらなってない。
いや、もちろん、キャラが無個性だからこそ映える小説ってのもあると思うんすけど(星新一のとか)、このテーマでは少しくらい、益雄に葛藤があったり、益雄の内的な心情とかも表現できたんじゃないかなって今は思います。プロットをたどるのもいい加減にしろよと二年半前の僕に小1時間説教たれたい(もう二年半も経つのか)。……でも今年1月に書いた小説も、結局そんな感じに落ち着いちゃってる気がします。成長がみられない。
ここまで色々考えてきて、僕はキャラクターを生きさせるのが苦手なんだなって思います。お寒さんの洋平とかシンジみたいに、生々しく生きてないっつーか……そのへん、もっと訓練します。ひたすらノートに書き書きです。
今度は、SF的なストーリーというよりは、キャラの個性中心の、児童小説を書いてみたいと思ってます。今年書いたやつも、できたら批評お願いします。本当にありがとうございました。
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Y平様
Y平さん、生意気言っちゃってごめんね。
これはあくまで,この作品に対してのコメであって、最近、すくなくとも去年の秋以降の記事なんかを読ませてもらっても、上に書いてあるY平さんの自己批判はやりすぎ! と思います。生き生きとした臨場感は、僕がY平さんのエッセイのファンである所以でもあります。
だから、Y平さんがすこし本気をだせば上の課題は軽く越えられる、というか最近の記事のポテンシャルからいってもすでに越えてる。要は、適宜あそびというか、前戯というか後戯というか、おかずを挟み込んでいけばいい話です。なんかそこまで恐縮されちゃうと、こっちが恥ずかしくなります。あと10年もすれば、Y平さんは僕など逆立ちしてもかなわない技量を持っていると思う。
だから、僕もせめて十年後のY平さんに鼻で笑われないように精進します。マジレスすまんの。今日はちょっといろいろあって、明日の準備もこれからなので、明日の夕方ごろには新作を読ませていただきますので^^
お寒拝