家入さんの「我が逃走」を読む、そして半徹

 昨夜寝る前にひょんなところからペパボ創業者の家入さんの著書「我が逃走」を読んだ。

いろんなものを手に入れて、そして失った。
数十億の残高はゼロになった。
友人だったはずの人たちは口々にこう言い始めた。
「家入はもう終わった」

 社長として大事なことは〜、みたいなことがユニークな感じで書いてあると思いきや、もはやドラマだった。壮絶な成功と転落劇で、出てくる人たちのキャラが皆素敵で立っててまるで小説のような面白さがあった。いわゆるハウツー本では全然なく、あくまでマインドを磨く本だと思うけどなかなかにオススメ。家入さんはマグロのような男だ。止まると死ぬんだ。IT業界で挑戦し続けることはこういうことかと同じIT業界に働く者としてハッとした。俺はぬるま湯に浸かってる。もっと飛び込まねば。
 面白すぎて半徹夜で月曜日。アホか。家入さんの生活は不摂生だったけど、そういうところは学ばなくていいのにこの体たらく。眠い目こすりながら今日も今日とてRTOS。何も進まなかった。プログラミングは何も進まない日があると絶望する。昔はもっと絶望していた。うわーできねー、死ぬ。これは死ぬ。ぐらい思ってた。だから精神的に病んでたんだと思う。プログラムがうまく動かないぐらいで死なない。適当に誰かに頼ることも肝要だと最近では思うようになってきた。まあ死ぬと思ってた時は頼る人すらいなかった人員構成だったが。まあ今は違う。
 プログラミングがうまくいかないので、隙間で某メディアの人とチャットで打ち合わせ(?)。なんかあっさりまとまった。これであとは書くだけだ。やんぬるかなここでもAndroidプログラミングをやる必要があるのだが、RTOSよりはマシ。ググりゃ出てくるもん。ググっても出てこない時代の家入さんはどうやってサーバー構築してたんだ? やっぱり家入さんはすごいですよ。