バイキンマンと良い関係を築く方法

本日も本日とてアンパンマンクラブを見ていた。そんな折、妻に「洋くん昨日アンパンマン見ながら爆笑してたよ」と言われハッとした。思い返す。昨日はナガネギマン(CV:大塚明夫)の歌詞付きのテーマソングが流れてて、「歌詞ついてるーーーwww」って爆笑してた。完全に無意識だった。娘より食い気味でアンパンマンを見ている自分が恐ろしい。自分がアンパンマンをめちゃくちゃ楽しみにしていること。この気持ちに自覚がなかった。

今日のアンパンマンも完全に俺得回であった。チェロヒキーと言う、チェロを弾く演奏家キャラが出てくる回。チェロヒキーは以前バイキンマンに助けられているキャラで、バイキンマンと仲が良い。アンパンマンDBによると、チェロヒキーの前ではバイキンマンも悪さをしないらしい。今回はチェロヒキー主催のコンサートかなんかで、変装したバイキンマンも一緒になってコンサートに出ると言う話だった。バイキンマンが、チェロの演奏をしながら「むむー、なんでうまく弾けないんだ!!」とイライラする様。カバオくんやチビゾウにチェロの演奏を聴かせたあと、「大事なのは1に練習、2に練習! 3、4がなくて5に練習だーーー!」と豪快に笑う様。演奏会前、緊張するバイキンマンと緊張を解きほぐそうとするチェロヒキー。最・高。およそ最高の回だった。

バイキンマンに必要なのは承認である。今回、チェロヒキーと言うバイキンマンの理解者がいたおかげで、バイキンマンはとても良い子だった。それどころか、他のメンバーに演奏を見せアドバイスをする等、チームのリーダーとしても機能をしていた。そして演奏会前、緊張して体を震わせる様など、とてもバイキンマンのそれとは思えなかった。バイキンと言う、もう名前からゴリゴリ差別されている中、信頼しあう理解者を得ただけで、こうも態度が軟化する。世に良い影響を与える。

これは何もアンパンマンの世界だけでなく、現実世界にも適用できる話だ。正論、叱責、恫喝などのアンパンチをするだけでは相手の態度は変わらない。まずはあなたが必要で信頼していると言う気持ちを自然に伝えられる関係性にならなければならない。アンパンマンがアンパンチする瞬間にバイキンマンを助ける第三者が現れたとしたら。きっと面白いストーリーになると思う。

みたいな高尚なことを考えてアンパンマンを見ているので、どうか引かないでほしい。ミントミントー♪