人生でプログラミングを安易に選ぶということ

 評価済みのプラットフォームの性能測定用TPがずっと動かないってんで精神を大根おろしのようにすりおろし、精神死寸前のボロボロ状態でいたところ、なんとプラットフォームのバグだった。いつもなら、ふざけろ! って怒り狂ってたのだが、今回は本当に、本当にホッとした。もうだめかと思った。いつ逃げようかカウントダウン始まってた。バグということで、その性能測定項目はやらなくて良くなった。作業減った。わーいわーいわーいわーい。
 だが騙されない。ソフト開発はいつもこう。あらゆる方面から難題をぶつけられ、ギリギリまで追い詰められ、それでも調べ続け、時には本屋で立ち読みし、時には自宅で調査を行い、時には不親切な外注にへこへこしながら教えをこいたり。それでどうにかこうにかやりきっても給料は上がらず、そして前より難問の課題をぶつけられ、キミノセイチョウニキタイシテイルとかなんとか。
 もう嫌です。作りたくもない地味で難しいTPを作るお仕事うんざりです。そうすると、「やりたい仕事をやれる奴なんてほんの一握りだよ」なんてあきらめ顔のよれたサラリーマンが反論する。そうじゃない。されば? 自分が作りたいプログラムだったらいいのかというとそうでもない。そもそも俺はプログラミングが好きじゃない。たまたまやれただけだ。大学の時はプログラミングの研究室から2ヶ月で脱走している。好きこそものの上手なれ。嫌いだけどそこそこできただけの話だ。しかも素人だらけのうちの会社で比較的できただけ。プログラマーとしては下の中もいいところである。先が見えない。
 なので転職したいのであるが、書類選考結果がなかなか帰ってこない。数日以内にお返事しますと言っていたのにもうすぐ七日経つ。いや、まだかもしれないけれども不安で仕方がない。ライター・編集職で応募中なのだが何せ過去の実績がやばすぎる。これをポートフォリオで提出するあたり不安で仕方がない。
 不安を取り去るにはとにかく書くしかない。早くオモコロ第4弾書く。もう構想は出来てるが僕の大嫌いなプログラミングがまた題材なので書くのはいいけどプログラミングがこう、切ない。一生切れない悪しき呪縛、それがプログラミング。なぜ早稲田の第一文学部とか行かなかったのか。なぜあのとき理系を選んだのか。なぜ。なぜ。なぜ。
 これを書いてる間にオモコロ書けという話。