金魚がすぐ死ぬ件とWebサイトを作ると言うお仕事について

あっちゃこっちゃで記事を書きすぎて、いい加減SEO、SEOめいた記事を書くのが嫌になってきたのでたまには日記を書く。

ちなみに、「ブログに日記を書く」と言うと、どこからともなく沸いてくる有象無象の輩たち。「日記をブログに書くのは愚行」「誰も人の日記なんて見たくないですから(笑)」「検索キーワードが云々」「セルフブランディングでブランド人でオンラインサロンでブログはオワコン」などとツバ飛ばす、絶対稼げる月商100万講師やら、夢を叶える気功術ブロガーだのがメガネくいくい、MacBookターンしながら一説ぶつけど、くたばれ。じゃあ今お前が見ているこの文章はなんだって言う話だ。日記を読みながら日記は読まれないって言うの、とんだ間抜けじゃない? それ、今のお前だから。

 

 

だいたい俺は大学時代、日記サイトばっか見てた。ジオシティーズで京大医学部生の日記サイトがあって、実験で何やった、シメにラーメン食べた。そんななんでもない日常。つまんねーと思うだろ? でもなんか気づいたら読みながら徹夜してんだよ。不思議だよ。人の日記で徹夜した体験。俺は実体験として人の日記は面白いと言うことを体感している。アクセス解析とてめーらのエセレギュレーション、サイト設計(笑)とUX(爆笑)では見えない何かがそこにはある。だいたい森博嗣だって日記書いてそれが本になってるんだし? アメブロの歌舞伎役者はだいたい日記書いてめっちゃアクセスあるじゃん? アンネの日記は未だに読まれてるし。え? 何? それは森博嗣で京大医学部でホロコーストだから? 海老蔵は別格? そもそも人物自体にお前にない付加価値がついてる? アメブロはアクセスを水増し? 正しいねー。いつも正しいこと言うから嫌いだよ。

 

話が逸れた。俺はいつもいもしない敵と戦っている狂人です。

 

で、ブロガーが忌み嫌う日記なんですけど僕金魚飼ってんすよ。いやほんと金魚って楽しいんですよ。死生観的な意味で。

 

とかく金魚は飼いやすいと言われますけど、あれ、嘘だから。「ドブ川でもたくましく生きる、丈夫で強い生物です」なんて本には書いてあるけど、それって「高線量の被曝をしても生きてる人もいます」って言うのと同じレベルの話だから。95%の金魚はドブ川に入れたら死ぬから。

 

なので例えば祭りで手に入れた金魚。これを無策で水にぶち込むとまず3日で死ぬ。100%死ぬ。「100%」と書くと編集が「そらきた!」顔で赤を入れ出すが、それを押し切って100%死ぬ(そして編集も死ぬしWELQは爆散した)。子供が意気揚々とすくってきた金魚が無慈悲に3日で死ぬんだよ。悲しいよ。そこで「命の尊さを学ぶんだ」テイストの論調がドン!(ONEPIECE) ふぅん。お前が金魚だったらどう思いますか? お前を3日で殺すけどどう思いますかって聞いてんだ。ぶち殺すぞ。

 

つことで、金魚飼育って難しいんすわ。たかが金魚を飼うと言う一件イージーでファンシーなワードであっても、蓋を開けてみれば毎日全力の意思決定が求められる。迅速な判断力と対応力が必須。それが金魚飼育。

 

まず金魚を飼って1週間。50%の金魚がなんらかの異変をきたす。経験上、ここで何もしなければ絶対に死ぬ。しばらく様子を見てたら元気になるなんて言うのは数年の金魚飼育経験で一度もなかった。必ず死ぬ。魚体はしばらく様子を見れるほど大きくない。内臓系疾患、アンモニア中毒、元から持ってる病気、寄生虫、環境の変化による浮き袋の異常など、あらゆる理由をつけて金魚は死ににくる。

 

そこを死なせないように、やれ最初の1週間は絶食で塩水浴をさせよとか、エアレーションの水流は弱めにだとか、無茶苦茶要求事項がある。新しい金魚は病気を持っている可能性があるのでトリートメントは必須だとか、おい金魚って飼うの簡単なんじゃねーの!? 話と違うじゃねえかと激怒すること野党の如し。

 

そんなんだから、最初の頃は金魚がバッタバッタ死んだ。忘れもしない最初の金魚。夏場に全然水換えしないまま東京出張に行って上司とうどん屋でうどんすすってたら、妻からのLINE。キンコーン。「金魚死んだよ」。ラインの通知音が天使のラッパみたいに響く。キンコーン。天使のラッパのように聴こえてもしずかちゃんは産まれてこないし、のび太の結婚前夜でもない。何が結婚だ。こっちは魚が死んでんねんで!?

 

上司の前で涙でしょっぱくなったうどんを食べながら、「え? どうしたの小久保くん! 大丈夫!?」と心配され、「飼ってる金魚が死にました」と涙ながらに答えた俺の気持ち。現場の空気。分かるだろうか。

 

もうこんな思いはしたくないと思った僕は金魚の勉強をしまくった。ときにPHを測りときにアンモニアや硝酸塩の量を試薬で測り。生物濾過と称してバクテリアの投入と繁殖。もはや化学科の学生か何かだった。mol計算までしてありとあらゆる手法を試し、金魚の為に尽くした。

 

それでも金魚は死んでいった。妥当な死もあれば、原因不明な死も多々あった。救えなかった患者を前にうなだれるブラックジャックが俺の姿と重なっていく。

 

しかし、徐々に死に遭遇する頻度は少なくなっていった。庭の墓にはおびただしい数の金魚が埋まっているが、先代の犠牲によって現在の平和な金魚生活がある。俺は心の中でこの墓を金魚の靖国神社と呼んでいる。ちなみにこの表現は編集が発狂するやつなので注意されたし。

 

んで、最近気付いたんだけど、金魚鉢が一番飼いやすいわ。江戸時代から続く一番最初の飼い方がベストなんだわ。もうね。生物濾過とか生態系を作るとかそう言う幻想、やめよう。砂利も嫌気性バクテリアが湧くからなくていい。毎日水換えしてフィルター無しでブクブクやってりゃ死なないわ。清潔な水と水温さえ守ってりゃいんだわ。下手に色々やろうとするから死ぬんだわ。

 

「金魚鉢は一番最初の飼い方。そしてそれがベスト」

「下手に色々やろうとすると死ぬ」

 

なーんか既視感あると思ったらこれってWebサイトと一緒だわ。そもそも日本のWebサイトが流行ったのは日記からだった。そこを謎の有象無象が現れて、色々やり始めて結果多くの精神的な死人が出た。騙そうとする輩と騙される輩が重なり合ってWeb archiveと言うGoogle靖国神社に埋葬された。日記サイトだけだった頃はみんなあんなに楽しそうだった。そしてそんな俺は。Googleに金魚のフンのように追従し、よく分からない言葉でよく分からないことを言う有象無象側のお仕事をしています。SEOでユーザー体験で内部リンクで301リダイレクトでのんくら本です。私は金魚鉢に戻りたい。私は金魚のフンです。全員金魚鉢に戻れ。金魚鉢と言う名の侍魂に戻れ。サイトを設計するな。ユーザー体験を提供するな。Google検索をするな。キーワードを選定するな。ダボが。エロイムエッサイムエロイムエッサイム。今、お前らの月商100万円ブログが、全部侍魂になる呪いをかけたから。サイト飛びました報告をツイッターで行い、わいわいキャッキャ遊んでいてください。(どうでも良いけどなんであいつらは月商で語るんだ)