すぐ感謝する風潮

もう少し若い頃は、関係する大体のおじさんおばさんは仕事に情熱なんて持っていないし、スキルも低い人が多い、後輩は家に帰ったらゲームばかりしてるもんだし、遊びにご執心でちっとも仕事ができない。そういう感覚を持っていて、自分がなんとかしなければ!! と思っていたがバカ。全くのバカである。100%掛け目なしのバカである。こういうのを企業は採用面接で落とさなければならない。

PLになって1ヶ月くらい? ようやく冷静になって周りを見れるようになったが、もはや個人の力なんてのは会社では微々たるもので、個人力で何か大きな改革を起こすのは難しい。また個人でいくら他のイケてない個人やグループを糾弾しても何も解決しない。人ではなく、仕組みにフォーカスし、人が気持ちよくいい感じに動いていける仕組み。これを用意し続けるのが、PLないしPMなりの唯一できることではなかろうか。偉そうな一方的な講義も叱責も必要ない。それなりに難関な採用面接を通ってきたメンバーばかりなので、バカは1人もいない。実際もうほんと、信頼して任せると、全く自分より出来がいい。そこに、「調子乗られてもあれだから一発鼻っ柱折っておこう」とかそういうアプローチは必要ない。「すごいぜーーー!!」と素直に賞賛することだけ。すれば良いのだと。

基本的にチームメンバー全員をノリノリにすれば、怖いものはないはずである。そこで飛び出すのは感謝というワードだ。胡散臭い情報商材屋、マルチの社長、イケイケベンチャー企業のマネージャー、一流のアスリート、ネテロ、ほとんどがすべからく周りに感謝している。それはとりあえず「感謝」と言っておけばウケが良いだろうという打算で使っている奴もいるが、多くの人はガチで使っていると思う。僕はガチで感謝している。PLになると大局的視野がつく一方で、細部がおろそかになる。そこを他メンバーが補いつつ、なんとかチームとしてイケてるアウトプットを出せている感じが心地いい。それに、

こういうことが起きても嫌な顔一つせずサポートしてくれるチームメンバーに感謝しない選択肢はあるだろうか。いや、ない。俺の感謝はガチだ。